狭間純平(@junpei_hazama)です。
就活生がまず始めに行う就職活動の登竜門、自己分析。昨今では色んな議論が巻き起こっていますが、その自己分析に対してぼくはこう思います。
「就活生は自己分析なんてしてないで他人分析をしろ!」
やりたいことが分からない自分を分析しても意味がない
自己分析って大多数の人にとって意味ないと思うんですよね。
ほとんどの就活生にとって、これがやりたい!っていう明確な方針なんてありません。やりたいことが明確になっている人なんて学生の中でもほんとに一握りの人殿だけです。それに、もしあったら就活なんてしないでインターン経由で内定をもらっているか、起業しているか、そもそも就活を即効で終わらせてるかと思います。
「だからこそ自己分析をするんだ!」
っていう人がいるかもしれませんが、そんな、就活生になってようやく自分と向き合うような人が、いざ自己分析をしたところで将来やりたいことがそんなにすぐに見つかるわけがない。
自分はこういうことをやってきてこんな人間だから、これに向いてるかもしれないと自分に嘘を言い聞かせてむりに就活を進めるか、ますます何がやりたいのか分からなくなるのがオチです。
つまり、やりたいことが分からない状態で自己分析をしたところで“時間の無駄”なんです。
自己分析ではなく『他人分析』をしてみる
そこでオススメなのが「他人分析」です。
他人分析とは、
とにかく色んな種類、業種のヒトに会ったり、本を読みまくったり、インターンをしまくったり、バイトをしまくったり、旅に出たりしてとにかく自分以外の人の考えに触れることです。
他人分析をすることで自然と自分の中での経験値が溜まるし、その経験が「自分は何に興味があるのか?」という命題を考えるための材料になる。
自分ではなく、自分以外の人がどういう風に生きているのか、働いているのかっていうのを分析していくのです。
大事なのは、材料を集めて考えること
新卒一括採用や理系文系選択といい、日本の教育制度の特徴として選択を否応なく迫られるというのがあると思います。
しかも、周りの皆がさっさと決断してるもんだから自分も多分これだろうなって確信のない状態でとりあえず決断してしまう。
でもそういう時に実際はもっと迷っていいんだと思います。
ただ、むやみに悩むのではなく、大事なのはしっかりと他人分析をして多種多様な材料を集めて考えること。
材料がない状態で自己分析をしたところで何も答えは出てきません。
だから自己分析の前にまずは他人分析をして材料を集める。
そうやって他人分析をしていくことが、就活で自分の希望の分野に進んだり、ミスマッチを防ぐ近道なんじゃないかなと思うのでありました。