皆さん「おっぱい募金」て知ってますか?
はい、巷で話題のあのイベントです。
1000円程度の募金をすればおっぱいを触れるという世の中の男性(いや女性も?)にはなんとも嬉しいイベント。
Twitterでもものすごく盛り上がってて(【超朗報!】おっぱいが揉める神イベント「おっぱい募金」が開催されるぞ!【エロは地球を救う】 - Togetterまとめ)、ある意味社会現象になってます。なんと来場者数は2日で過去最多の7000人を超え、600万円以上の募金を集めたというじゃないですか!普通にスゴい。
参考リンク:「おっぱい募金」来場者7000人突破!600万円以上集める
ということで、今回はこのおっぱい募金の体験レポーt...ではなくて、この寄付モデルがどれだけすごいのかちょっと真面目に考えてみました。
おっぱい募金は世界を変えるかもしれない。
おっぱい募金とは?
そもそもおっぱい募金とはなんなのか?
初めて聞いた!って人のために公式ホームページから以下、一部抜粋しました。
「おっぱい募金」とは、「24時間テレビ エロは地球を救う!」で毎年行われているチャリティーイベントです。
会場では番組主旨である「STOP!AIDS」に賛同して募金をしていただきます。そして帰りにおっぱいを揉んでハッピーな気分になってもらおう、という内容です。
概要の通り、募金されたお金は公益財団法人エイズ予防財団に全額寄付されるという、れっきとしたチャリティーイベントです。
で、なぜこの寄付モデルがすごいのか?わざわざ僕がブログに書くまで取り上げたかったのかを説明していきます。
従来の寄付モデルの限界
従来の寄付のモデルは、ある社会問題に対して問題意識のある人たちが募金に参加して、自分は活動に参加できないけれどもお金を支援するという形でその活動を応援するという能動的な寄付モデルでした。
また、どんなに明るいチャリティーイベントだとしても参加者側からしたら少しは社会貢献の気持ちがあるはず。
ただ、このモデルだと、そもそもその社会問題に関して自分は関係ないと思っている人(「カンボジアの子供なんて自分には関係ないと思っている人」とか)に対してアプローチがなかなかできないんですよね。
社会貢献の気持ちがなくても募金ができる
でも、
今回のおっぱい募金のモデルは従来のものとは大きく異なります。
というのも、はっきり言って、今回のおっぱい募金に参加した人の中でどれぐらいの人たちが社会貢献の気持ちを持っていたでしょうか。いや、ほとんどの人がそんな気持ち持っていないんじゃないか?
大半の人は「おっぱいを揉むため」にお金を払っているのであって、募金しようという気持ちを持って真面目に参加している人はかなりの少数派だと思います。
そう、つまりおっぱい募金の寄付モデルというのは、社会貢献の気持ちがない人も全くベクトルの違うインセンティブによって自然と集まって、気づいたらいつの間にか募金という社会貢献をしている超受動的な寄付モデルなのです。
超受動的な寄付が増えれば社会貢献するのが当たり前の世界になる
今までのような能動的な社会貢献では、ある一定数の人にしかアプローチできないとお話ししました。しかし、おっぱい募金のような超受動的な寄付モデルは個人の問題関心の差に関係なくすべての人にアプローチが可能です。(おっぱい募金の場合は特に男性)
で、
このような超受動的な寄付モデルって他にも結構考えられます。
例えば、
「自動販売機で飲み物を買ったらそのうちの1%が途上国の子供に寄付される」とか
「お酒の一杯頼むと、そのうち5%が寄付に回されるカフェバー」とか
「レストランを予約するだけで社会貢献につながる」とかとか(これは既に「テーブルクロス」というサービスがあります)。
普段の消費に超受動的な寄付モデルを絡めることで、いろんなパターンが考えられそうです。そしてそういうモデルが増えていくことで、世の中に社会貢献しているのが当たり前っていう風潮が浸透していくのではないかと思ったのです。
まあ、実際はそんな簡単なことではないのだけれど、
今回のおっぱい募金には今までの社会貢献を変えるようなそんな可能性をちょっと感じてしまったので、書きなぐってみた次第でございます。
不快にさせてしまった女性の皆さんすみません。。
これを機に皆さんも社会貢献のあり方について一度考えてみてはいかがでしょうか?