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夢を叶えられる環境と叶えられない環境。コロンビアのスラム街で出逢った青年の話

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コロンビアのメデジンで1人スラム街を訪れた時の記録。

メデジンという街は少し変わった作りをしていて、住民の居住地域にエスラート制度と呼ばれる階級制度があるのです。階級はレベル1〜6まであり、数字が上がっていく毎に経済能力の高い高所得者が居住する地域を示します。
 
階級が高いほど公共料金が上がる仕組みで、政府が貧困層を助けるための施策として所得の低い層でも教育が受けられたり、最低限の生活が出来るようにしているのです。
 
しかし、住む人がその土地の雰囲気を作るので、このレベルは必然的に治安にも影響してきます。つまり、
 
レベルが下がると低所得者層が多いため治安も悪化するのです。
 
そんな仕組みのメデジンで、レベル2のスラム街を訪れました。(スラム街まではゴンドラで行ける) 
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実はメデジンを訪れる数日前に、日本人の旅行者がナイフで襲われるという事件もあり、行くまでは正直ビクビクしていました。が、行ってみたら意外にも色んな人が話しかけてくれて(確かに歩いてはいけないような通りもありました)、不安はなくなりました。
 
スラム街の写真を撮っていると1人の青年が「どこから来たんだい?」と話しかけてきました。(コロンビアはスペイン語圏ですが、彼はなぜか英語が少し話せました。)
 
日本から来た大学生で今は世界中を旅しているんだと自己紹介をすると、彼はカタコトの英語で言いました。
 
「Cool! Also I have a dream like that, but I cannot.
(いいね!僕もそんな感じの夢があるけれど、叶えられないんだ。)
 

夢を叶えられる環境と叶えられない環境

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自分は“夢を叶えられる環境”にいる。
すぐ目の前にいる彼は“夢を叶えられない環境”にいる。
 
国による環境の違いは、例え日本にいても知ることは出来ると思うんです。でも知ることと理解することは違くて、理解するためには自分の中で何らかの原体験としての経験が必要。そういう意味で、この経験はまさに
 
いかに自分が恵まれた環境に生きているか。
 
を深く思い知らされる大きな原体験でした
 
日本に生まれたぼくはやりたいことや夢を叶えられる環境”に生きている。でも、この恵まれた環境というのは決して自分の力で手にした環境ではないはず。
 
だからこそ、そういう環境に生きれない人と比較した時にまずこの環境下で生きれることに感謝する。そして、もっともっと自分の夢ややりたいことに貪欲に正直になっていかなければならないな、と。それはこの夢を叶えられる環境にいるぼくの使命であり、義務として捉えてもいいレベルのこと。
 
もしそのやりたいことがなければまだまだそれを見つけるための努力が足りないんだと思う。
 
そんなことを強く思ったメデジンのスラム街訪問でした。