赤羽雄二さんの「マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング」を読みました。
この本は世界一の頭脳集団と言われるコンサルタント会社マッキンゼー出身の著者が、在職中に体得した、仕事でも実生活でも使える最強の思考整理術「ロジカルシンキング」をマンガと解説の文章でわかりやすく紹介している本です。
特に就活をこれからする、または終えた大学3・4年生、すべての社会人の方向けですね。
この記事では本書で紹介されている、ロジカルシンキングを鍛えるために著者が考案した「A4メモ書き」とその効果について主に紹介していきます。
そもそもロジカルシンキングとは?
そもそもロジカルシンキングとはなんなのか?
「論理的にものごとを考え、深め、既成概念にとらわれずもっとも適切な方法を考え、具体的に実行する手法、姿勢」
と一般的には知られていますが、著者はロジカルシンキングをもっと分かりやすく「きちんと深堀りし、良い案を出すこと」であり 「なるほど、と相手にいってもらうこと」と定義しています。
例えば、最近寝付きが悪いことに悩んでいる友人がいたとします。その友人に対して、友人の置かれている環境や、友人自身の生活スタイルを考慮して、寝付きをよくするための最適な解決方法を提示し、実行してあげる。
この一連の流れがロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングを鍛えるためのA4メモ書き
著者によると、このロジカルシンキングは毎日鍛えれば誰にでも習得できるもの、鍛えていけば仕事ではもちろん、実生活のあらゆるところで生かせると言います。
では、具体的にどうやって鍛えるのか?
マッキンゼー在職中に著者が考えたのがA4メモ書きという方法。
やり方は、A4用紙を横置きにし、左上に日常で自分が思っている疑問だったり、自分の課題だったり(exどうして本が好きなのか?)を疑問文で書き、右上に日付を書き、本文は4~6行、それぞれ20~30字書く。 そのメモ1ページを1分で書き、毎日10~20ページ書く。
http://rpg-habit.com/book/1186/
言葉を選ばず、内容も吟味せず、頭に浮かぶままに書く。 これを続けることで、言語化能力が鍛えられ、自然とロジカルシンキングができるようになるそうです。
大事なのは、
・1分で書く
・1テーマ1枚で書く
・タイトルは疑問形にする
・具体的に固有名詞を入れて書く
・同じタイトルでも、気が済むまで何度でも書く
点で、特に1分で書くということが大事だそうです。
実際にやってみた
というわけで僕もとりあえず実際にやってみました。
タイトルは「なぜ記事執筆に集中できないのか?」です。
この記事を書いている途中に結構脱線して集中できなかったので、それをまさにタイトルにしてみました。笑
やってみて思うのは、確かに今までぼんやりとしか考えていなかったことが整理されていく感じがしました。また1分というところがミソで、頭をフル回転させて考えるのでダラダラ考える時間が削れます。
ブログのネタにもなる
あとこれをやりながら思ったのが、このA4メモ書き、そのままブログのネタにもなりうるなということです。
つまり、メモ書きのお題である疑問文はそのまま記事のタイトルに応用できるし、箇条書きの本文はそのまま記事の見出しになる。
記事って大枠が決まればあとは本文の方をひたすら書いていくだけなので、この大枠の部分が一番大事。だから、この大枠がどんどん生産されるA4メモ書きってブログを書く人にとっては超便利なネタ発掘方法なんじゃないか!と思ったのです。
どうでしょうかブロガーの皆さん!
そんなわけでロジカルシンキングを鍛えるためのこのA4メモ書き、皆さんもぜひ試してみてくださいな!
▼もっとロジカルシンキングについて知りたい方は実際に本を買ってみることをオススメします。マンガ形式なので本当に読みやすいです。