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イスラエル流・人の紹介方法からみる強固なネットワーク「Everyone knows everyone」

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Israel Tel Aviv

イスラエルは近年、「スタートアップ大国」、「中東のシリコンバレー」と呼ばれるほどスタートアップがさかんな国として注目を集めています。

そんなイスラエルではmillion timesというスタートアップと投資家を繋ぐWEBサービスを運営しているaniwoの植野力さんにお話をお伺いしました。

その話の中で特に印象的だった、イスラエル流の人の紹介の仕方から見る、イスラエルの強固なネットワークについて紹介します。

✔イスラエル流「人の紹介の仕方」

ビジネスでもどんな場面でも人を紹介するとなった時、日本では必ず、仲介する人が紹介される人の許可を取ってから2人を繋げるのが基本だと思います。礼儀を重んじる日本では無許可で紹介された場合不快に思う人が多いのかもしれません。

しかし、イスラエルにおける人の紹介の仕方はその真逆でした。

一つエピソードを。

ぼくがイスラエルを訪れる前に、テルアビブで取材OKなオモシロイ人がいたら紹介してほしいと植野さんに投げかけた所、すぐにメールのCcにぼくと同い年でコンサルタントをしている方を入れて「こんな理由でこんなことしてる人だから都合合えば会ってやって!」と返信してくれたのです。

今まで人を紹介するプロセスに半日以上は最低でもかかっていたので、そのスピード感に思わず「はや!」と独り言を呟いてしまいました。笑

イスラエルではこのように、

誰かを紹介してほしい、こんな人に会いたいとなった時に、それぞれが遠慮することなくどんどん紹介しあうのです。それも超ハイスピードで。

因みに、許可なく勝手に紹介された側もかならず返信する必要はなく、メールの文脈にもよりますが、もし興味があれば返信する。なければ無視だそうです。

✔Everyone knows everyone.

この言葉はイスラエルのネットワークの強さを象徴するものとして有名な言葉です。

上記で挙げた人の紹介の早さ故に、スタートアップ界隈の人たちは日本とは比べものにならないくらいの早さで自分のビジネスに関係する人たちと知り合うことが出来ます。そして、すぐにそこから新しいプロジェクトが生まれる。

この特殊な環境がイスラエルでイノベーションが生まれる、非常に重要なポイントとなっていることは間違いないと思います。

イスラエルでスタートアップが生まれる背景としては、その教育方法、産官学の連携、ユダヤ人という生まれながらのアントレプレナー精神などいろんな要因が考えられます。

これらはすぐには真似できないものですが、人の紹介の仕方は今すぐにでも真似できます。日本のスタートアップもそれくらいのスピードの早さがあれば、今まで以上にスタートアップの文化が根付くのかなと思います。

ただ、どんどん新しい人に会うので、きちんと会う人を見極めないと意味のない時間になる可能性があるので、そこは気をつける必要があるといいます。

「Everyone knows everyone.」

イスラエルの印象的な文化でした。