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30歳以下既卒もOK!リクルートの新卒採用改革を学生の視点から分析してみた。

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こんにちは、純平(@junpei_hazama)です。

Twitterでも呟きましたが、先日リクルートホールディングスさんが「新卒採用を、もっと自由に」というコンセプトのもと、2016年新卒採用でWeb関連職を募集する「Web採用」の応募条件を「30歳以下」に拡大する取り組みを始めました。

採用ページには「面接でのスーツ着用禁止」も明記。他社の選考などの都合がある場合やスーツを好む場合は着用してもよいが、今年の面接時期は真夏になることが予想されるため、暑い中スーツを着なくても構わないとしている。

 また、遠方で来社が難しい場合はオンライン面接でも対応するという。ただ、対面での相性も重視するため、最低1度は来社してもらうという。さらに、手書きの履歴書も不要、入社後の副業も可能――などとしている。ITmediaニュースより

と、今の量産型就活生が生産される就活制度になかなか喧嘩を売っているような斬新な内容です。

ですが、結構これ、学生の僕からしたら本質をついているとても興味深い取り組みだったので、ちょっと僕なりに分析してみました。

✔不平等な就活から機会均等な就活へ

オンライン面接によって地方就活生と都心に住む就活生の機会が均等になり、既卒でも応募可能になったことで新卒と既卒の機会が均等になったりと、

今までの不平等な就活から機会均等な就活に一歩近づいたのかなと思います。

僕は東京の中野でシェアハウスをしていたこともあるんですが、よく地方就活生が都心に来る際にうちのシェアハウスを宿代わりにしていました。彼らからしたら移動費、宿泊費だけでもほんとにバカにならないので、この機会均等という点は学生にとって本当に大きなメリットです。

✔周りに合わせるのではなく自分らしい就活をする学生が増える

堀江貴文さんが日本の新卒採用についてかつてこう言及していました。

俺は、新卒採用なんかさっさとぶっこわしたいんですよ。あれ、本当何なんですか?みんな新卒で就職しないとドロップアウトしちゃうって思ってる訳ですよ。でも本当は人生にレールなんかないんですよ、あるって思ってるのがおかしいんですよ。みんなが向こうの方向に向かってるからあっちがレールなのかなって思って、ただそれに付き従って歩いてるだけじゃないですか

まさにそう。「新卒」という特権は一生に一度しか使えないから、そして皆やっているから皆がそのレールに思考停止状態で歩いています。

でも今回のリクルートの取り組みで皆がレールと思っていたものがレールじゃなくなる。ドロップアウトと思っていたものがドロップアウトじゃなくなるんです。

そうすると今までとりあえずレールに乗っていた学生が減って、やりたいことを見据えた自分らしい就活をする学生が増えるのではないかと思います。

まとめ:日本の就活制度が改善される糸口に。でも結局大事なのって・・・。

日本の伝統的な新卒一括採用は、採用の容易さだったり、教育コストダウンだったりと、ほとんど企業の有利なように働いている制度です。

一方で、学生にとっては授業に出席できなかったり、既卒と新卒で就職の機会が不平等であったりと正直デメリットが多い制度でした。

しかし、今回のリクルートの採用改革は企業優先ではなく学生優先の採用方法であり、学生の僕からしても面倒なものを全てカットしてくれる学生に優しい採用方法だなと思います。

かといって他の大企業がすぐに真似できるものではないので日本の就活制度がすぐには改善される訳ではありませんが、就活というものがより良い方向に変わっていく1つの大きな転換点になるのは間違いないと思います。

ただ、最後にこう言ってはなんですが、

結局は自分次第です。

どれだけ制度が変わっても利用するかしないか判断するのは自分です。新卒一括採用がいいと思えばとことん利用すればいいし、自分に不都合だと思えばそこから離脱して自分なりの就活をする。

大事なのは常に自分の頭で考え、置かれた状況や枠組みに囚われることなく自分らしく行動していくことだと思います。