こんにちは、狭間純平(@junpei_hazama)です
世界一周などの長期の旅をする際、予防接種は、今や欠かせない準備となっていますね。命を守るためには当然のことですがやっぱり費用は抑えたい...!ということで、世界一周経験者のぼくが海外に飛び立つために必須な予防接種についてまとめてみました。
- 予防接種を受ける際の3つのステップ
- おすすめの参考になるページ
- 【What】主な予防接種の種類
- 【When】予防接種の接種回数とスケジュール
- 【Where】日本・海外の病院の予防接種の値段
- 僕の予防接種の場合は...
- まとめ
予防接種を受ける際の3つのステップ
予防接種を受ける際は、以下の3つの手順で考慮していくとスムーズに決めることが出来ます。
①何の予防接種を受けるのか?▶主な予防接種の種類を把握する
②その予防接種をいつ受けるのか?▶予防接種の接種回数・スケジュールを把握する
③その予防接種はどこで受けるのか?▶日本又は海外の病院の予防接種の値段を把握する
では早速、以上の手順に従って、予防接種の詳細を見ていきましょう。
おすすめの参考になるページ
【What】主な予防接種の種類
上記でリンクを貼った厚生労働省のサイト、「FORTH」では感染症の種類や今どこで流行しているのかが詳しく記載されています。まずはこのサイトで、自分の渡航先と照らしあわせて、どの予防接種が自分に必要なのかを調べてみることをおすすめします。
予防接種の種類としては主に黄熱病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフス、ポリオ、日本脳炎などがあります。この中でも必須な予防接種は「A型肝炎」と「破傷風」です。この2つは世界のどの地域でも、感染するリスクが高いからです。
僕が予防接種をしたふたばクリニックの先生も「A型肝炎」と「破傷風」の予防接種は最低限必要なものと言っていました。その次に打つべきなのが狂犬病。次が腸チフス、日本脳炎の順番らしいです。
黄熱病に関しては他の方のブログにも書いてあると思いますが、南米(やアフリカ)に行く際に必須の予防注射です。日本で打つ際は東京検疫所が有名ですが、黄熱病の予防接種は日本で打つと高いので、海外で打つ人も多いです。
「A型肝炎」と「破傷風」は最低限必須ですが、あとの日本脳炎などの予防接種を受けるかどうかに関しては、自分の旅程をよく考えて最後はお医者さんと相談して下さい。
【When】予防接種の接種回数とスケジュール
まず、どの予防接種を行うかによってどれくらい日数がかかるかが決まってきます。なぜなら、予防接種の種類によって注射の回数が異なるからです。例えば、腸チフスは1回打つだけで大丈夫ですが、狂犬病は計3回ほど打たなければなりません。回数やそのスケジュールや効力持続期間は以下のとおり。
この一覧を見て、自分がいつ予防接種を開始すればいいのか参考にして下さい。
*特に気をつけて欲しいのは1番時間がかかるかもしれない狂犬病です。
【A型肝炎|輸入製剤】
接種回数1回又は2回。1回の接種で12~18ヶ月効力持続。1回目の注射から6ヶ月あけて2回目の接種を行うと、20年間有効。(最初の接種の約2週間後に効力発揮)
【A型肝炎|国産製剤】
接種回数3回。1回目の接種から2~4週間あけて2回目の接種を行い、その6ヶ月後に3回目の接種を行うと5~8年効力持続。
以上の通り、A型肝炎は国産の場合、出発の半年前から打たなければならないので、輸入製剤を打つのが普通です。
【B型肝炎】
接種回数3回。B型肝炎の場合も1回目から4週間後、そして1回目から24週間(約5~6カ月)の間隔をあけて3回目を接種します
【腸チフス】
接種回数1回。予防接種後の免疫獲得に、2~3週間を要す。交代持続期間2~3年。
【破傷風】
破傷風は年齢や定期接種をしているか否かで回数が変わります。
【狂犬病|輸入製剤】
接種回数3回。第0日、7日、28日の3回接種。
【狂犬病|国産製剤】
接種回数3回。第0日、第30日、6ヶ月〜1年の3回接種。
狂犬病も以上の通り、圧倒的に国産より輸入の方が接種にするのに時間がかかりません。
*出発まで全く時間がない場合は、日本で最初(又は2回目も)の接種を行い、残りの接種は海外で打つというの得策です。
以上のように、予防接種の種類によって打つ回数やスケジュールが異なるので予防接種は後回しにするのではなく、早め早めに準備していくことが重要です。
【Where】日本・海外の病院の予防接種の値段
この表は東京にある主要なクリニックの病気別の予防接種の値段なんですが、病院によって値段がかなりマチマチです。
こうやって見ると、一目瞭然で三軒茶屋にあるふたばクリニックさんが特に安いですね。
また、わざわざ高い日本で打たなくても、タイで何倍も安く予防接種を受ける方法もあります!タイのスネークファームという病院なんですが、その詳細はコチラのサイトを参考に!
さらに、トルコにて黄熱病の注射が無料で受けられるというブログもあったので一応リンクを貼っておきます。
僕の予防接種の場合は...
最後に参考として僕の予防接種のスケジュールを、上記の3つのステップにそって説明していきます。
①何の予防接種を受けるのか?
僕は重要度の高いA型肝炎・破傷風・狂犬病をまず打つことにしました。腸チフスや日本脳炎は病院に行ってから相談して決めようと思っていました。黄熱病に関しては海外で打つ予定です。
②その予防接種をいつ受けるのか?
僕の場合は、出発まで1ヶ月を切っていたので、A型肝炎の輸入製剤(1回でok)、破傷風(1回でok)、狂犬病(1回目)を同日に打ち、その1週間後に狂犬病(2回目)の注射を打ちました。狂犬病の3回目と黄熱病、腸チフス、日本脳炎に関しては最初の渡航先のフィリピンまたはタイの有名なスネークファームという病院で打つ予定です。
③その予防接種をどこで受けるのか?
僕はネットで調べて1番安かった三軒茶屋のふたばクリニックさんで予防接種を受けました。1回目の来院はA型肝炎、破傷風、狂犬病の3種類の注射で計18500円でした。2回目の来院は狂犬病、腸チフス、日本脳炎の3種類の注射で21000円でした。
実際に予防注射を打った時のブログはコチラ>>>
まとめ
どうでしたか?僕はぎりぎりになってしまいましたが、予防接種は本当に早めに調べておくことが重要です!また日本で打たなくても海外で(特にタイのスネークファームで)打ったほうが安いこともあるので、自分の旅の予算と相談しながらベストな選択をしましょう。
ともあれ自分の命に比べたら予防接種も安いものなので、わからないことがあればすぐにお医者さんに相談することが重要です。
以上、【世界一周・海外旅行の準備】旅の予防接種スケジュールまとめでした。何か疑問などあればtwitterやコメントにて連絡下さい!