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東大のギャップイヤー制度「FLY Program」が定員割れ。その理由とは?

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どうも、純平(@junpei_hazama)です。

先日書いた記事で紹介しましたが、東京大学にはギャップイヤーを推奨するために、初年次に休学した学生に資金援助を行う制度「FLY Program」が導入されています。

*FLY Programって何?という方は以下の記事をご覧ください。
「休学も出来て世界一周の資金ももらえる!?東大のギャップイヤー制度「FLY Program」がスゴイ」

しかしこの制度、なんと定員30名中11人しか応募がなかったらしく、まさかの定員割れだったそうです。。。

お金ももらえて休学も出来るのに、定員割れって一体どういうことなんだ!!他の大学ではお金を払ってまで休学する人もいるというのに。

ということで今回はなぜ、東大の「FLY Program」で定員割れが起きたのか、その要因を考えてみました。

✔最大の要因は申請期間の短さ

休学も出来て資金援助もあるというこの制度ですが、最大の懸念事項はその申請期間の短さです。なんと休学を希望する者は、合格発表日の3日後までには申請を出さないといけないというのです。

合格発表日から3日後。つまり、

ドキドキワクワクの合格発表日に、晴れて受験からの解放と合格の喜びに思いを馳せているのに、「よし!合格した!大学休学だ!」となるわけです。

そりゃいきなりすぎて考える暇もないですよね。申請期間がさすがに短すぎです。

✔2つ目の理由、休学するのが初年次だということ

日本の大学生が休学を踏み切る場合、在学中に何かどうしても勉学よりも優先してやりたいこと(例えば留学、世界一周、インターン、ボランティアなどの課外活動)を見つけ、それを達成するために休学という手段を取ることが一般的です。

しかし、東大のこのFLY Programはもはや大学に入学する前から休学するかどうかの意思決定をしなければなりません。したがって、このプログラムを利用するのは高校時代、またはそれよりも昔からどうしてもこれをやりたいんだという明確な強い意志がある学生に限られてくるのです。

✔最後の要因は知名度の低さ

最後の理由は知名度の低さです。果たしてこのギャップイヤー制度、どれだけ知っている人がいるのでしょうか。

確かに東大側も公式サイトできちんと説明しているし、他のメディアも注目して記事を書いたりしています。

しかし、メディアや既に大学生であるぼくたちがあーだこーだギャップイヤーについて議論をしたとしても、この制度を一番把握しておく必要がある東大入学を希望している受験生にはこのニュースは一向に届きません。

届けるべき人に情報が届いていないのが今の現状なのです。

✔最後に

いずれにせよ、日本におけるギャップイヤー制度導入の先導的な取り組みである「FLY Program」が、定員に満たっていないという事実は、今後の制度導入において大きな支障となります。

なぜ、東大でもないぼくがここまでギャップイヤー制度に肩入れをするのか。

それはぼく自身、JGAP(日本ギャップイヤー推進機構協会)というところでも記事を書かせて頂いたり、大学を休んで旅をしている身として、ギャップイヤー推奨派の一人だからです。将来の指針を見つけるためにギャップイヤーは必要不可欠。そして、この制度の導入は間違いなく今後の日本を、若者を大きく変えていく転換点となるはずです。

その制度が日本一の大学に導入されたのに、もっと盛り上げなくてどうするんですか。ぼくはこの東大の動きが、必ずや他の大学にも伝播していく動きだと信じています。

ぼくたちが今できる事、やるべき事はこの制度を羨ましがったり、ケチをつけたりすることではなく、

一人でも多くの後輩たちにこのギャップイヤーの制度を広めること

ではないでしょうか?

制度が形骸化してしまう前に。

ということでこの記事を見た皆さんは是非シェアして下さい笑

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

東京大学「FLY Program」についての詳細はこちらの公式ページをご覧ください。